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真夏になる前に暑さに強い体を作りましょう!

暑さに強い身体作りには運動直後にミルク?

本格的な夏季到来前の5月〜6月に、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を1日30分間、1〜8週間実施すると暑さに強い身体になり、さらにその運動直後にミルクのような糖質と蛋白質を豊富に含んだ食品を摂取するとより高い効果が得られるようです。

熱中症を防止するために、あらかじめ血液量を増加させることが有効?

日本生気象学会・熱中症予防提言 2011.05.05.(改訂)によりますと、「熱中症を防止するために、あらかじめ血液量を増加させることが有効で、そのためには、「やや暑い環境(気温25〜30℃、相対湿度50〜70%)」で、1回に300〜500ml の汗をかくような「ややきついと感じる運動」を、1日に15〜30分間、1週間に3〜4日、1〜8週間繰り返すことで血液量が200〜300ml増加します。さらに、最近、日々のこの運動後の30分以内に高い糖質(15〜30g)と蛋白質(10〜20g)を含むミルクなどの食品を摂取すると、その効果が倍増することが明らかになっています。この程度の血液量の増加で体温調節能が20〜50% も改善するのです。」とのことです。

※『生気象学会・熱中症予防提言 2011.5.5.(改訂)』から転用。